受けるより与える方が幸いである

先日、アンパンマンの作者、やなせたかし先生が天に召されたというニュースが流れました。
お悔やみを申し上げるとともに、彼の生き方に影響を与えたものを考えてみたいと思います。

何の為に生まれて 何をして生きるのか
答えられないなんて そんなのは嫌だ!

アンパンマンマーチの一節。
「生きる意味」というものを考えた時に、それがなんなのかわからず生きている現代の人は少なくないと思います。
そんな中で、アンパンマンは徹頭徹尾「自己犠牲」に生きます。彼にとっては、それが「生きる意味」であったからです。

アンパンマンは自らの「からだ」を他者のために捧げます。
たとえその自己犠牲が「流行遅れ」の価値観であったとしても、尊い行為であることに違いはありません。

『自分の命を愛する者は、それを失うが、この世で自分の命を憎む人は、それを保って永遠の命に至る』
(ヨハネによる福音書 12:25)

本当に「生きる」とは、自分が何かを得るためではなく、他者に分け与えることだ、と聖書は言います。
やなせたかし氏も、アンパンマンを通じて、福音とはなにか、というメッセージを現代の人に伝えたかったのだと思うのです。
「犠牲」なしには本当の愛を示すことはできません。
十字架の上で死ななければ、キリストが人間の罪を贖う事はできなかったのと同じように、
アンパンマンもまた、自らの破壊を通じて、世界に「いのち」を与えることができたのではないでしょうか…

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