クリスマスがいつの間にか、すっかり落ち着きのない行事になってしまったのはいつの日からなのかわかりませんが。
米国文化の影響なのか、日本におけるクリスマスは、とかく商業的側面が追及されがちです。
ローマあたりではクリスマスになると厳粛な雰囲気となり、静かに過ごすのとは対照的ですけれども…
本来の意味を失って形骸化してしまった降誕の日に、我が家には落着きを取り戻すCDがあります。
アンサンブル・エクレジアの「古いイギリスのキャロル」 。
ジャケットのデザインは望月通陽さんという方で、木のオブジェや染絵を使ったアートワークがシンプルで温かみを感じさせます。
きらびやかな電飾や喧しいキャロルとは対極にある、素朴で、敬虔な祈りに満ちた音楽。
13,14世紀に親しまれ民衆に語り継がれてきた楽曲を、リュートやフィドルなどの古楽器で現代の日本人アーティストが演奏する、なんとも味わい深いCDです。
Amazonでは品切れ中のようですが、女子パウロ会などキリスト教関連通販サイトで手に入ります。
クリスマスの日くらいは世俗から離れて、平安の中で時を過ごしたい。
そんな方にはきっと一生モノになる、そんな音楽が我が家にはあります。
気がつけば半年ほど放置していたサイトをひっそり更新。
PCを一度再セットアップしたのですが、DreamweaverとFireworksをインストールするのが面倒になってしまい(Vistaとの相性が良くないみたい)、とりあえずTerapadでHTMLをタグ打ちして仕上げ。
コンテンツと呼べるものがおまけ程度のCGページくらいしかなかったのですが、photoページをなんとか立ち上げてみました。
※直リンクの場合はこちら
2003年ごろに必死でスコアアタックしていたころのbeatmania THE FINALのPERFECT BONUS集です。
ひとつでも通常のGREATが出てしまうと終了なので、相当集中力を要しましたが、今となっては良い思い出です。
個人的に一番達成するのが難しかったのはEAST MEETS WESTですね…
中級者以上になると、なかなかNORMAL譜面でスコアアタックする方も少ないので寂しいのですが、ひとつひとつの音に神経を研ぎ澄ます感覚というのは、やはりNORMAL譜面でしか味わえないものだと思いますです。
イタリアでは11/1は「諸聖人の祝日」ですね。
まぁ日本人にはハロウィンのほうがなじみがあるのかもしれませんが…
クリスマスやハロウィンは、アメリカの影響で商業化されてしまって、本来の意味を失っているという意味では残念ではあります(これでも一応自分はクリスチャンなので…)
カトリックの多いヨーロッパでは11月1日はすべての守護聖人がお祝いされる日でもあります。
イタリアでは、曜日の代わりにカレンダーに守護聖人の名前が書いてあったりして、文化の違いを感じさせます。
そんなイタリアでもアメリカの影響で最近はハロウィンをやることもあるのだとか。
ローマにマクドナルドが進出した時は激しく抵抗したイタリアの人々ですが、やはりグローバリズムには勝てなかったということでしょうか。。。
iPadの素敵アプリであそんでみました。
http://www.youtube.com/watch?v=iGpIwf3BY3w
自分の中では、「音ゲーのボタン=サンプラー」という解釈なので、そういう意味では5鍵盤がいちばん理想に近い遊び方です。
beatmaniaに影響されてBOSSのSP-202というをサンプラー買ってしまったほどです。
ただし、実際にそういった簡易サンプラーをDJがライブで使っているのかどうか不明ですが…
日本の児童文学作家の中でも、とりわけ評価が高いながらも世間一般ではあまり名の知れていない(ような気がする)小川未明氏の「野ばら」を読んでみました。
この方の作品の一番の魅力は、素朴で温かく、情緒あふれる丁寧で美しい日本語です。
最近では英語を公用語にする日本企業も登場するなど、グローバル化の影響が押し寄せています。
しかしながら、日本の「おかげさま」という感謝を表すような言葉は、英語には訳すことがむずかしいといいます(「優しい日本語」/清ルミ)。
日本語には、他言語にはない豊富な擬音・擬態語や、天気や農業にまつわる多彩な言葉があります。
そんな繊細な日本語を、実に流麗で柔らかく紡ぎだすことができたのも、日本が培ってきた自然と共に暮らす風土あってのこと。
100年近く前に、このような素敵な作品群が生み出されたことを思うと、日本語というものをもっと知りたくなるのでした。