無印良品でかってきた大人用の木製玩具。
ベトナム製ですが、なかなか可愛らしくできています。
木でできたおもちゃは、温かみがあって、手触りがよくて好きです。
子供のころからよく積み木で遊んでいたこともあって、愛着があります。
レゴブロックも好きだったのですが、自分の遊びの原点が木だったので、なぜだか木には不思議と癒されます。
「日本には資源がない」とよく言われていますが、実際のところ、そんなに悲観的になることもないのではないでしょうか。
というのも、日本には美しい森がたくさんあります。
日本人が昔から大切にしてきた里山の風景には、いつもさまざまな種類の木がありました。
そのおかげで、きれいな水にも恵まれました。
にもかかわらず、外国から安い木材をたくさん輸入しては建材に利用されています。
僕はもっと、日本の木を使ってもっといろいろなものを作ってほしいな、と願うのです。
木を切ること自体は、CO2を排出しません。(木を燃やすときにCO2がでるのです)
たとえ木を切っても、その分をまた植えることができますから、「木を切る=環境破壊」ということにはなりません。
今の日本では、足りないものをみな外から補おうとばかりしていますが、もっと身近にあるものに注目して、あるものを工夫して使うことで役立ててほしいと思っています。
余計なものをそぎ落としてうまく素材を活かす日本料理のように、日本人はもともとあるものをうまく利用する引き算の文化をもっていました。
「今、ここ」を見つめなおすことで、もっと可能性が広がっていく…
木とともに生きてきた日本人なら、「地に足をつけた」木のような生き方がきっとできるはず。
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