場所と時間にとらわれない働き方、「ノマド」ワーカー。
その先駆者である本田直之氏の著作「LESS IS MORE」を読了。
この本に出会うきっかけは、googleで「北欧 幸福度」の2つのキーワードで検索したことでした。
いい学校を出て、いい会社に入り、給料をたくさん得る、というのが今までの日本の幸せな家庭のモデル。
しかし、成長神話が崩れ、そういった右肩上がりの価値観はもはや期待できなくなってしまいました。
タイトルの「LESS IS MORE」は、「より少ないことは、より豊かなことだ」。
モノをたくさん持ち、物質的に豊かになることで、幸せになる時代は終わったのだ、と本田氏は語ります。
物質至上主義とは、言い換えるならば、車や家をはじめ、モノや場所など、さまざまな制約に縛られて生きること。
周りの評価や固定観念に左右されず、自分でライフスタイルを選択すること。
メディアやマスコミが宣伝する「幸せ」を疑い、本当に自分にとって必要なものとは何かを、自分で考えて選び取ること。
「多ければ多いほどいい」というアメリカ型大量消費社会を追いかけてきた日本という国は、これから変わっていかなければならないと思うのです。
“幸せは、ポジティブな選択の向こう側にあります”
どんな生き方をしたいのか、それを選択するのは、その人自身。そんなメッセージが、この本にはありました。
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